色出し

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寒蘭の色出し

  以前に色出しのための一つの方法である、昼夜の温度差について質問を受けていましたが、平成 14年に試験的に実施
  した温度調整資料が出てきましたので、参考にして下さい。
  発色は温度差だけでなく、採光等いろんな要素があるように思います。
  昔、紀州の紅鷲や光貴が素晴らしい色合いをしていたのを見た事がありますが、最近は紅色に濁りが出ているものが多い
  ような気がします。
  昔は、きっと屋外で無肥料作りしていたのが良かったのでしょう。
  下記のグラフは、「色出しには花芽分化時期の環境が大事」という考えを聞き 6月の後半から試験的に温度管理をした
  ものです。個人的な考えから試したもので良い悪いは別にして、この年の開花は発色が良く舌点も少なかったようです。
                                                                ( H 16.06 )

       6月 27日〜7月 20日までの温度で、調整中のために温度差は日によってバラバラですが大体10℃前後に
        なっている。


  



      
 7月 21日〜8月 20日までの温度で、ほとんど 10℃〜19℃の温度差となっている。


       8月 21日〜9月 20日までの温度で、ほとんど 15℃以上の温度差となっている。


       9月 21日〜10月 20日までの温度で、ほとんど 15℃前後の温度差となっている。

 

   手間がかかるので、翌年から実施していませんが、この程度の温度差なら少し工夫すれば出来ます。
   見難いグラフで申し訳ございませんが、温度管理をきっちりされている方、ご意見をお待ちしています。

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